令和6年度シラバス

シラバス

科目 世界史探究
学年 3学年
共通・選択 共通
教科 地理歴史
単位数 3
科目の目標
学校教育目標 知識・技能 思考・判断・表現 学びに向かう力・人間性等
理解力 生活力 分析力 表現力 関心力 向上力
科目で育成する
資質・能力
世界の歴史の大きな枠組みと展開に関わる諸事象について、地理的条件や日本の歴史と関連付けながら理解できる。 諸資料から世界の歴史に関する様々な情報を適切かつ効果的にまとめる技能を身に付ける。 世界の歴史の大きな枠組みと展開に関わる事象の意味や意義、特色などを、時期や年代、推移、比較、相互の関連や現代世界とのつながりなどに着目して、概念などを活用して多面的・多角的に考察できる。 歴史的に見られる課題を把握し解決を視野に入れて構想したりする力や、考察、構想したことを効果的に説明したり、それらを基に議論したりする力を身に付ける。 世界の歴史の大きな枠組みと展開に関わる諸事象について、よりよい社会の実現を視野に課題を主体的に探究しようとする態度を養う。 多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵養される日本国民としての自覚、我が国の歴史に対する愛情、他国や他国の文化を尊重することの大切さについての自覚などを深めることができる。
評価の観点
の趣旨
歴史の変化に関わる諸事象について,現代的な諸課題の形成に関わる歴史を理解するとともに,諸資料から歴史に関する様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめることができる。 歴史の変化に関わる事象の意味や意義,特色などを,時期や年代,推移,比較,相互の関連に着目し、効果的に説明したり、それらを基に議論できる。 多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵養される日本国民としての自覚,我が国の歴史に対する愛情,他国や他国の文化を尊重することの大切さについての自覚することができる。
評価の方法 小テスト(授業の中で実施)
課題(ワークシート)提出
小テスト(授業の中で実施)
課題(ワークシート)提出
ノート提出
課題(ワークシート)提出
年間指導計画
単元 学習内容 配当時数 特に重視する資質・能力 評価の観点と規準
文明の成立と古代文明の特質 文明の誕生
古代オリエント文明とその周辺
南アジアの古代文明
中国の古代文明
南北アメリカ文明
6 【知識・理解】メソポタミアやエジプトの高度な文化の特色を考察し、東地中海の諸民族の活動やエーゲ文明、現代社会への影響を理解できる。 【思考・判断・表現】
東地中海の諸民族の活動および古代オリエント文明とエーゲ文明を比較したり関連付けたりして、エーゲ文明の政治・経済・文化の特色を多面的・多角的に考察し、表現している。
中央ユーラシアと東アジア世界 中央ユーラシア
秦・漢帝国
北方民族の活動と中国の分裂
東アジア文化圏の形成
6 【知識・理解】
 秦・漢の皇帝が形成・発展させた国家や社会を探究する。秦・漢の皇帝による政治を考察し、秦・漢の皇帝を頂点とする社会秩序を理解できる。
【思考・判断・表現】春秋戦国時代と秦の始皇帝の統治の仕組みや人々の生活を比較することで、始皇帝を頂点とする社会秩序の特色を多面的・多角的に考察し、表現している。
南アジア世界と東南アジア世界の展開 仏教の成立と南アジアの統一国家
インド古典文化とヒンドー今日の定着
東南アジア世界の形成と展開
6 【思考・表現】アーリヤ人の王権とカースト制が結びついた背景やその影響に着目して、アーリア人の王の役割の特色を多面的・多角的に考察し、表現できる。 【知識・理解】南アジアと古代オリエントの神権政治の共通点・相違点から、神権政治の多様性を理解している。
西アジアと地中海周辺の国家形成 イラン諸国家の興亡とイラン文化
ギリシア世界
ローマと地中海世界
キリスト教の成立と発展
8 【思考・表現】キリスト教がローマ帝国の公認・国教となったことを考察し、その目的を理解できる。皇帝や権力者が帝国の維持のためキリスト教を保護したことを理解できる。 【思考・表現】キリスト教がローマ帝国で広がった要因を理解している。
イスラーム教の成立とヨーロッパ世界の形成 ヨーロッパ世界の形成
アラブの大征服
8 【知識・理解】イスラーム教の誕生と西アジア、北アフリカへの領域拡大の経緯について、各地域の政治、文化の変容や現代へのつながりについて改めて定義し、理解できる。 【知識・理解】ムハンマド死後のイスラーム教権威の継承の状況や、その特徴や社会の変容の経緯を理解している。
イスラーム教の伝播と西アジア動向 イスラーム教の伝播
西アジア動向
8 【思考・表現】イスラーム教が各地に伝播し、社会や文化に影響を与えたことを多面的・多角的に考察し、改めて定義して理解できる。 【知識・理解】イスラーム世界の拡大、中国王朝の変遷と周辺地域との関係性、ヨーロッパ社会の変化と文化の特徴の多様性について改めて定義し、理解する。
東アジア世界の展開とモンゴル帝国 宋とアジア諸地域の自立化
モンゴルの大帝国
8 【知識・理解】唐から宋にかけて、支配者層が入れ替わり、周辺所民族の侵入が中国社会に与えた影響を多面的に理解している。 【知識・理解】モンゴル帝国の形成により東西交易のネットワークが形成されたことを考察し、大都を軸にアジアを中心とした「世界の一体化」が進められたことを理解する。
大交易・大交流の時代 アジア交易世界の興隆
ヨーロッパの海洋進出、アメリカ大陸の変容
8 【知識・理解】ポルトガルやスペインの海外進出の本格化が、「世界の一体化」の端緒となり、のちの本格的な世界の結びつきへとつながってゆくことを理解している。 【思考・表現】スペインのコンキスタドールが中南米アメリカを征服し先住民を圧迫してゆく状況や、大農園を形成して領域支配を進めてゆく経緯を、多面的・多角的に考察し、表現している。
産業革命と環大西洋革命 アメリカ合衆国の独立と発展
フランス革命とナポレオンの支配
8 【知識・理解】産業革命について多面的・多角的に考察し、改めて産業革命を定義することで、産業革命の多様性を理解している。 【知識・理解】フランス革命とナポレオンの支配の特色や多様性について理解している。
帝国主義とアジアの民族運動 産業革命と帝国主義
アジアの植民地化
東アジアの激動
8 【知識・理解】清朝の改革の失敗と日本の勢力拡大、義和団事件後の革命運動の展開と中華民国の建国過程を理解している。 【思考・表現】第2次産業革命とその影響、列強の帝国主義政策と国内問題、国際的社会主義運動の展開など、帝国主義時代の世界を理解している。
第1次世界大戦と世界の変容 第1次世界大戦とロシア革命
ヴェルサイユ体制下の欧米諸国
8 【知識・理解】第一次世界大戦が起こった背景とその結果、ロシアで社会主義政権が成立した過程とその影響を理解している。 【思考・表現】バルカン半島の列強の利害対立や民族問題を、現代の諸問題と比較したり、戦争の勃発と関連付け、第一次世界大戦について、多角的・多面的に考察し、表現している。
第2次世界大戦と新しい国際秩序 世界恐慌とヴェルサイユ体制
第2次世界大戦
新しい国際秩序
8 【知識・理解】第二次世界大戦後の国際秩序、冷戦とアジア諸国の独立の始まりなど諸地域の変容を構造的に理解している。 【思考・表現】国際連合の設立が現代の国際社会の形成に影響を与えていることを理解すると同時に国際連盟との相違点について理解する。